PREVENTION病気の予防
1. 混合ワクチンの接種
2. 狂犬病ワクチンの接種 3. フィラリア予防 4. ノミ・ダニの予防 |
1. 混合ワクチンの接種
2. フィラリア予防 3. ノミ・ダニの予防 1 |
混合ワクチンについて(犬、猫)
当院では10種の混合ワクチンを使用しています。
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を予防するワクチンが含まれます。
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3~4週間隔で2回目と3回目の追加接種することを推奨しています。
それ以降は、年に1回の追加接種をお勧めします。
それ以降は、年に1回の追加接種をお勧めします。
当院では、3種混合ワクチンと5種混合ワクチンを使用しています。
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それ以降は、年に1回の追加接種をお勧めします
それ以降は、年に1回の追加接種をお勧めします。
人の場合と同様に、動物へのワクチン接種でも副反応が起こることがあります。軽度のものでは1日程度の一時的な発熱や食欲不振で治療のいらないものもあれば、アナフィラキシーショックのような重篤で命に関わるものもあります。また、猫の場合では、ワクチンを接種した部位にしこりができる場合もあります。ワクチンを接種する時はできるだけ午前中にしていただき、その後は動物を安静に保ち、様子を見ていただくようおねがいいたします。
フィラリア予防について
フィラリアは犬糸状虫とも呼ばれ、線虫という寄生虫の1種です。動物が蚊に刺されることで、血管内にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が侵入して感染します。最終的にはフィラリアの成虫が心臓内に寄生し、慢性的な心不全を起こしたり、致死的な症状の大静脈症候群を起こしたりします。また、近年では猫への寄生が発見され、呼吸器病や突然死の原因としても取り上げられています。
【予防方法】
フィラリア症は昔からある病気で、その予防はほぼ確実なものになっております(ただし、下記の「予防に際しての注意事項」を参照)。今では予防方法もさまざまで、月に1回の飲み薬、皮膚への滴下薬、年に1回の注射薬などがあります。それぞれに一長一短がありますので、お気軽にお問い合わせください。
【予防する時期】
フィラリア予防をする時期については、地域により多少の差はあります。フィラリア予防と言っていますが、つまりは「体内に侵入したミクロフィラリアを駆虫すること」が目的です。そのため、蚊が出始めた頃の約1ヶ月後から蚊がいなくなった頃の約1ヶ月後までが予防期間になります。この辺りの地域では、5月から12月までです。
【予防に際しての注意事項】
フィラリア予防はほぼ確実なものではありますが、きちんと予防をしておいても100%ではありません。その理由として、投薬の失敗、薬の用量が不十分、薬の成分の吸収不良等が挙げられます。また、万が一フィラリアに感染している動物に予防薬を投与してしまうと重篤な副作用を示す場合があります。そのため、フィラリア予防を始める前には必ず採血を行いフィラリア感染の有無の検査をしております。安全に予防を行うために必要な検査ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。
狂犬病の予防接種について
犬を飼われている飼主さまには市町村への犬の登録と狂犬病の予防接種を生後91日以降に注射し、以後年に1回の追加接種をする義務があります。
1950年に狂犬病予防法が制定されて犬への予防接種が義務化されてから、日本での狂犬病の発生は1957年にはゼロになりました。それ以降は人で1970年と2006年に海外で狂犬病に感染した犬に咬まれて帰国後に発症した、いわゆる輸入狂犬病以外発生は報告されていません。これは地理的に日本が島国であることもありますが、輸入されてくる動物の検疫と飼主さまの積極的な予防接種への参加の効果と思います。この状態を維持するためにも、ぜひ狂犬病の予防接種をお願いいたします。
予防接種や初めての方の登録の際に、鑑札(初回のみ)、狂犬病予防注射済票(毎年の注射ごと)をお渡しします。大切に保管してください。岡山市の管轄外の場合は、狂犬病予防注射済票をお渡しできません。そのかわりに狂犬病予防注射済証という紙をお渡ししますので、すみやかに最寄りの市町村の担当窓口にて、狂犬病予防注射済票と交換してください。
ノミ・ダニ予防
ノミもダニも外界に1年中存在していますが、特に暖かくなると活動性が活発になり、寄生するリスクが増えます。ノミ・ダニは、それらの寄生による皮膚病だけでなく、蚊がフィラリアを連れてくるように、他の病原体を連れてきます。例えば、バベシアと呼ばれる原虫やリケッチア、ウイルス、条虫等が挙げられます。またこれらの病原体は人にも影響するものもあります。予防方法には、通常背中に薬を滴下させる「スポットオン製剤」が使われていますが、飲み薬もあります。お気軽にお問い合わせください。