桜の開花もあちこちで見受けられ、春の到来を感じる今日この頃です。
さてさて、前回のブログでもお知らせいたしましたが、各種予防の季節となりました。
今回は、狂犬病予防接種についての知らせです。
当院でも、平成27年度 狂犬病予防接種の受付がスタートしております。
狂犬病は人を含めたすべての哺乳動物に感染し、発症すればほぼ100%死亡してしまう恐ろしい病気です。
現在でも世界各国で発生しており、近年では、2012年に52年間清浄国であった台湾でイタチアナグマでの発生が確認され話題となりました。
日本では1957年以降、動物での発生はありませんが、世界での発生状況を考えると油断できない現状なのです。
日本では、万一狂犬病が発生した場合に、その地域において迅速かつ的確に対応するために狂犬病予防法という法律があります。
その中では、飼い主様に
①市町村への犬の登録
②犬に毎年予防接種を受けさせること
③鑑札と、注射の済票の交付を受け犬に付けること
が義務付けられています。
登録すると鑑札が交付され、記載されている番号で、飼い主様や犬の情報がわかるようになっています。
また、注射済票は予防接種を受けたことを証明する札で、毎年交付されます。
予防接種を受けるだけではなく、市町村へ登録して鑑札や済票の交付を受けましょう。
なお、岡山市にお住まいの方は、当院の窓口で鑑札や済票の交付ができます。
岡山市以外にお住まいの方は、当院で注射済証明書を発行いたしますので、そちらを持って市町村の狂犬病担当窓口で鑑札や済票の交付を受けてください。
何か分からないことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
1か月くらい咲き続ける桜の品種ができないか、心待ちにしている小野正代でした。