病院ブログ | きび動物クリニック - Part 11

病院ブログ

月日の経つのは早いもので、今年もまさに暮れようとしてます。

色んな人との出会いがあり、たくさんの体験ができて感謝いっぱいの一年でした。

皆さんはどんな一年でしたか?スタッフの柚木です。

 

さて、第30回となる今年最後のしつけ教室が開催されました。

 

今回は、いつものプードルちゃん2頭が参加してくれました。

お馴染みのワンちゃんということで少しハードルをあげた訓練が行われました。

 

『わっか』

フラフープぐらいの大きさのわっかを2つ使って行う訓練です。

フラフープを少し離して地面に置き、フラフープ間を移動して、フラフープの中でおすわり、待てを繰り返していきます。

フラフープとフラフープを移動するのは、今までの訓練のおかげで2頭ともすぐにできるようになりました。

ただ、指示が連続になると戸惑いを見せることがありました。

ゆっくりと号令をかけると指示通りに成功できるので、今後の課題ができたようです。

 

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『鼻の訓練』

3つの容器の中から、おやつの入っている容器を見つける訓練です。

この訓練で嗅覚を使いながら動物に考えさせることができます。

まず透明で小さめのタッパのような容器を3つ用意して、1つはおやつ専用にします。

1つの容器におやつを入れて、ワンちゃんの前に3つの容器を置いて訓練開始です。

ワンちゃんが容器を手でカリカリし始めたらふたを開けてみごとおやつが入っていたら、中身のおやつを手もしくは容器からあげてください。

これに慣れてきたら、容器を透明ではなく中の見えないものに替えて難しくすることもできます。

この訓練は飼い主探しなどの訓練にもつながります。

これは少し難しかったのか、2頭とも惜しいところまでいきましたがうまくいかずでした。

ご自宅で練習して、次回できるようになっていることを楽しみにしております。

 

『クレートトレーニング』

クレートトレーニングは、ケージに入る訓練です。

飼主さまには外出したいときになかなかワンちゃんがケージに入ってくれないという経験も多いかと思います。

やり方は、「ハウス」と号令をかけながら、ワンちゃんがケージの中へ入ったらおやつをあげて褒めてあげます。

2頭ともお家でもサークルに入っているということでしたので、ケージに入るのはもちろんのこと、ケージの中でおとなしくしていました。

ケージの中でうとうともしていたりしました。さすがです!

この訓練は、最近ときどき耳にする災害時の「同行避難」に必要不可欠な訓練です。

もし災害が起こったときに、スムーズに避難できるように、また避難先でもおとなしくできるように日ごろからケージに入ることに慣れさせておきましょう。

長時間ケージの中にいるのが難しい場合は、少ない時間から始めて少しずつ長くしていきましょう。

 

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休憩時間の1コマ。

他のワンちゃんとふれあうことはワンちゃん自身も成長できますので、たくさん触れ合っていきましょう。

 

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次回のしつけ教室は1月14日を予定しております。

〇 受付 13時45分~
〇 時間 14:00~15:00
〇 参加費 ¥3000(税別)
〇 持ち物

・ ひと口サイズのおやつ
・ クレートトレーニング用の持ち運びケージ
・ 小さめのタッパ3つ

 

事前に予約が必要になりますので興味ある方、しつけに困っている方お気軽にご連絡ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

とうとう冬が到来したという寒さになりました。

朝と夜の気温が2℃にげんなりしている院長の小野です。

今年も残すところ2週間となりました。

なにかと世間はあわただしいようです。

 

さて、当院の年末年始の診察は以下の通りです。

 

12月31日(土) 9時~12時まで診察(午後から休診となります

1月1日(日) 休診

1月2日(月) 休診

1月3日(火) 9時~19時まで診察

1月4日(水) 休診

1月5日(木)~ 通常どおり診療

 

緊急の場合はその都度対応をさせていただきます。

まずはお電話いただき、留守番電話に飼主さまと動物のお名前、病状、ご連絡先を教えてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

皆様ご無沙汰しております。スタッフの田栗です。

12月を目前に、めっきり冷え込んで参りましたね。

東京では、何十年ぶりかに11月の初雪が降ったりして、この冬の寒さは一段と厳しそうです。

都市部で雪が降ると大々的に取り上げられて混乱を極めるというのは、もうお約束のようになっていますが、なんでもこれって本当に仕方のないことらしいんです。

雪国で育ち雪に慣れている人は、都市部の混乱ぶりを見て「その程度で騒ぐなんて・・・」と感じているそうですが、いざ自身が都市部に出てきてみてはじめて、地元がどれほど雪対策を講じた街づくりがなされていたのかという事を痛感するんだとか。

なんだかおかしなはなしですよね。

この冬は岡山でも雪が降る、あるいは積もることがあるでしょうか?

ううん・・・数年前の大混乱ぶりが思い出されます。

 

さてさてそろそろ本題へ。

毎年恒例、来年のカレンダーが届きました!

今年も、ワンちゃんとネコちゃんの2種類をご用意しております。

ウサギさんやハムスターくんなど、ワンちゃんネコちゃん以外の動物を飼われている方は、どちらかお好きな方をお選びくださいませ。

今年のカレンダーはこんなデザイン。コンパクトな壁掛けタイプです。

カレンダー2017

体調に気になるところがなくても、ノミダニの予防や日常のメンテナンス(爪切り、足裏の毛刈り)など、どうぞお気兼ねなくお申し付けください。

カレンダーを準備して、素敵な年の瀬を迎えましょう✨

みなさまのご来院を、スタッフ一同お待ちしております。


皆さんこんにちは。

朝夕冷え込む季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

こたつに入ってみかんを食べ始めました、スタッフの柚木です。

 

去る11月12日に第29回しつけ教室が行われました。

今回はいつも参加してくれているプードルちゃん2頭に、新しくキャバリアとプードルのミックスちゃん1頭が参加してくれました。

 

訓練の内容は、拾い食い対策とおすわり、ふせでした。

 

「拾い食い対策」

先日も散歩中の犬が路上のソーセージを食べて死亡するという痛ましい事件がありました。

動物を飼う私たちにとっては他人事ではないので、今のうちから訓練をして拾い食いをしないようにしつけておきましょう。

方法は、目の前におやつやフードを落とします。

落としたものを食べようとしたらリードを引いて注意します。

落ちたものを見ても食べなくなった時、手からおやつをあげます。

これを繰り返すことで、「落ちているものは食べたらいけないんだ」というふうに覚えていきます。

おやつ、ごはんをあげる時も手や食器を使ってあげてください。

投げたり転がしたりしておやつを与えていると、「落ちているものを食べてもいいんだ」と思ってしまいますので、要注意です。

先輩の2頭は、落ちているものを見ても見向きもしていませんでしたね。さすがです!

新しく参加してくれたミックスちゃんは最初は難しそうでしたが、何度か練習を重ねることでうまくできるようになりました。


「おすわり」

もはや皆さん朝飯前ですね、一発で成功。

新しいミックスちゃんも含め、皆さんお家でもしているとのことでした。

 

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「ふせ」

おすわりをしたまま、おやつを目の位置から下にゆっくり下ろしていきます。

動物はおやつを追っていきますので、そのままふせの態勢にもっていきます。

ミックスちゃんはなかなか手こずっていましたが、惜しいところまで頑張れました。

諦めずに今後も訓練を継続すれば、確実にできるようになるでしょう。

 

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休憩中は3頭で走りまわって遊んでいました。

いろいろな犬や人と関わっていくことで犬も成長していきます。

なかなかお家にいると家族以外の人や動物と接する機会はないと思いますので、このようなしつけ教室などでいろいろな人や動物と積極的に接してみてはいかかでしょうか。

 

次回のしつけ教室は12月10日を予定しております。

事前に予約が必要になりますので興味ある方、しつけに困っている方お気軽にご連絡ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

みなさん、こんにちは。

朝、夕は肌寒く感じられるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

最近毛布を出そうかどうしようか悩んでいるスタッフの柚木です。

 

第28回しつけ教室が10月1日に行われました。

今回は2歳5ヵ月のプードルちゃんと11ヵ月のミックスちゃんが参加しました。

 

前回は兄弟での参加でしたが今回は1頭で臨んだミックスちゃん、今回の課題は前回と同様「何もできなくていいから、まずは人や動物、環境に慣れさせること」です。

前回は部屋の隅に後ずさりすることが多かったですが、今回は表情も柔らかくなり前回と比べて慣れた様子が見られました。

1か月の間でも見違えるような成長です!!

「お散歩や外に出る機会があった時に他のワンちゃん達と遊ばせてみてください。日にちを重ねてゆっくりと頑張りましょう。」と小田トレーナーからの今後の課題もありました。

飼主さまもとても熱心な方なので、今後の成長が楽しみです。

 

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いつもところどころで休憩時間を挟み、その間はたいていワンちゃんを自由にしています。

プードルちゃんは「ぼくと遊んでよー」と訴えているようでしたが、ミックスちゃんはその勢いに少し驚きつつも興味を持っているようにも見えました。

小田トレーナーからの「時にはワンちゃん同士でコミニュケーションも大切です。」という言葉に、私はワンちゃん同士じゃないとわからないことがあるんだと思いました。

 

次に、少し慣れてきたということで「おすわり」「歯みがき」の反復練習を行いました。

「おすわり」

2頭とも見事成功、すごいですね。

「歯みがき」

「前の歯から奥の歯へ一つ一つ段階を踏んでやっていきましょう」と小田トレーナー。

ご自宅でも歯みがきをしてくださっているそうなので、2頭とも歯ブラシに興味津々の様子でした。

飼主さまも一つ一つ丁寧に歯を磨いて、かなり慣れた手つきになっていました。

 

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最後には、プードルちゃんもミックスちゃんもお疲れの様子。

1時間頑張りましたね。

 

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次回のしつけ教室は11月12日(土)を予定しております。

事前予約が必要になりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。

 

先日足守駅周辺でご近所の方が猫を保護されました。

 

生後4か月程度の未去勢オスで、鈴のついた赤い首輪をしており、とても人懐っこいです。

かぎしっぽが特徴的です。

現在保護された方のご自宅にてお世話をされているので、心当たりのある方は当院までご連絡ください。

 

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おひさしぶりです、スタッフの田栗です。

先日、某週刊少年誌にて、とある作品が15年という連載にピリオドを打ちました。

私は子供のころからその作品を読み続けていて、出会いから10年以上の月日がたったこと、10余年という年月を経て大人になった今、完結に立ち会えたことに何とも言えない感慨を覚えています。

15年の間、ずっと面白かったかといわれるとそうでもないし、早く終わればいいのになんて思っていたこともあるのですが、実際に終わってみて思うのは「この作品に出会えてよかったなぁ、ちゃんと最後まで見届けられてよかったなぁ、ありがとう」なんていう、感謝の気持ちだったり(笑)

物語が終わってしまうというのは、さみしいようなうれしいような、不思議なものですよね。

動物を飼うことにも、通じるものがあるように思います。

出会いがあれば、その先にはお別れが待っていて、その間にはたくさんの出来事がありますよね。

楽しいことばかりではないかもしれません。

しかしそれら楽しいこと、苦しいことをすべて経験したうえで、いつか「ありがとう」と言ってお別れできれば、それはとても素敵なことではないでしょうか?

 

 

それでは今月も、素敵な出会いを果たし、ワンダフルライフを送っている飼い主様とワンちゃんたちの様子をご紹介いたします。

教室に来ることもすっかり慣れて、成長目覚ましいプードルちゃん2頭に加え、今回は新しい子たちが来てくださいました。

姉妹である2頭はしつけ教室という初めての環境にかなり緊張している様子で、鼻先にご褒美を持っていっても、「ちょっと今それどころじゃないのよ!」なんて言わんばかり。

飼い主様にぴったりとくっついて、体を縮めてしまいます。

小田トレーナーはそんな様子を見て、「何もできなくていいから、まずは人や動物、環境に慣れさせることか

ら始めましょう」とおっしゃいました。

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この2頭のように、極度な怖がりのワンちゃんというのは、程度の差こそあれ少なくありません。

たいていは、幼いころに外の環境に触れる機会がなく、うまく社会化ができていないために臆病な気質に育ちます。また、閉鎖空間で過ごした間にいっしょにいた親犬や兄弟犬に、必要以上に依存してしまっている場合もあります。

そういった場合、服従や呼び戻しなどの訓練の前に、まずはワンちゃんたちそれぞれに、自信と自立心を芽生えさせることから始めましょう。

 

いっしょにおうちに来た親犬や兄弟犬の後ろにいつまでも隠れてしまうような子は、早めの段階で親犬、兄弟犬から引き離して生活させることが大切です。

片一方が一方的にもう一方に依存した状態で長く生活していると、将来的に何か病気やケガをして弱った時、仲が良かったはずの親兄弟から激しい攻撃を受けるようになることがあるそうです。

これは群れで生活する犬の習性のひとつで、強い個体は弱い個体を追い立て、群れから強制的に追い出そうとするのだとか。

”獅子の子落とし”といえば聞こえはいいですが、実際には命の危険をはらむこともしばしば。

ですからそうなる前に、”獅子”の役割を人間が担ってあげましょう。

生活スペースをわけて、お散歩もひとりずつ。

難しい問題ですが、解決できない問題ではありません。時間をかけて少しずつ、ひとりでいること、外の世界が怖くないことを教えてあげましょう。

わからないことや不安なことがあるようなら、専門家に相談するのがベストです。

 

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また、今回の教室ではちょっとしたハプニングもありました。

訓練中に、飼い主様が持っていたおやつがパーンとばらまけてしまったのです!

これは大変と慌てる飼い主様。

けれどなんということでしょう。床にふせたプードルたちは、まるで動じません。こぼれたおやつを、「あーあ、こぼれちゃった」とばかり眺めるだけで、ひとつたりとも拾い食いをしなかったのです!

これは、、、訓練の成果がてきめんに表れているといっていいでしょう。

いやぁ、素晴らしいです!さすがのひと言です!(/・ω・)/スゴイ!

こういった形で努力が実になっているのを目の当たりにすると、うれしいものです。

また、訓練を頑張ってきた飼い主様の自信にもつながる出来事だったと思います。

継続は力なり、とはまさにこのことですね。

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次回の教室ですが、8月に続いて日程がいつもとは異なります。

10月1日(土)を予定しておりますので、お間違えの無いようお気を付けください。

開催時間は、いつものとおり14:00~15:00となります。

これから暑さもだんだんと和らいで、運動会や行楽のシーズンがやってきますね。

新しいことを始めるにも、最適な季節です。みなさま、どうか楽しい秋をお過ごしください。