病院ブログ | きび動物クリニック - Part 17

病院ブログ

桜の開花もあちこちで見受けられ、春の到来を感じる今日この頃です。

さてさて、前回のブログでもお知らせいたしましたが、各種予防の季節となりました。

今回は、狂犬病予防接種についての知らせです。

当院でも、平成27年度 狂犬病予防接種の受付がスタートしております。

 

狂犬病は人を含めたすべての哺乳動物に感染し、発症すればほぼ100%死亡してしまう恐ろしい病気です。

現在でも世界各国で発生しており、近年では、2012年に52年間清浄国であった台湾でイタチアナグマでの発生が確認され話題となりました。

日本では1957年以降、動物での発生はありませんが、世界での発生状況を考えると油断できない現状なのです。

 

日本では、万一狂犬病が発生した場合に、その地域において迅速かつ的確に対応するために狂犬病予防法という法律があります。

 

その中では、飼い主様に

①市町村への犬の登録

②犬に毎年予防接種を受けさせること

③鑑札と、注射の済票の交付を受け犬に付けること

が義務付けられています。

 

登録すると鑑札が交付され、記載されている番号で、飼い主様や犬の情報がわかるようになっています。

また、注射済票は予防接種を受けたことを証明する札で、毎年交付されます。

予防接種を受けるだけではなく、市町村へ登録して鑑札や済票の交付を受けましょう。

 

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なお、岡山市にお住まいの方は、当院の窓口で鑑札や済票の交付ができます。

岡山市以外にお住まいの方は、当院で注射済証明書を発行いたしますので、そちらを持って市町村の狂犬病担当窓口で鑑札や済票の交付を受けてください。

 

何か分からないことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

 

1か月くらい咲き続ける桜の品種ができないか、心待ちにしている小野正代でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

すっかり暖かくなり、春到来です。

関東では一足早く、桜が満開を迎えたそうですね。

 

おはようございます、院長の小野です。

病院近くの足守川も桜がきれいに咲きます。

今週末には足守のほうで足守洪庵さくらまつりも開催されるとのことで、楽しみですね。

 

さて、この時期から本格的に始まってくるのが、動物の各種予防です。

先日、「急性犬糸状虫症」の犬の処置のため、他の病院にお手伝いにいきました。

この病気は、「大静脈症候群」とも呼ばれ、フィラリアは感染して成虫になると心臓に寄生するのですが、フィラリアが心臓の組織に絡まってしまい、血液をうまく流れなくなって急に調子が悪くなる病気です。

こうなってしまうと、心臓から直接フィラリアを取り出さないといけなくなってしまいます。

心臓の中に虫!!想像するだけでもビックリしますね。

今回無事に処置も終わり、順調に回復して退院したとのこと。

取り出したフィラリアを少し分けてもらいました。

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待合室にダニの隣においていますので、手にとってご覧になってください。

 

今回は急性の病気でしたが、フィラリア寄生による病気は「慢性」の病気として発症することもあります。

心臓に寄生したフィラリアが長年にわたって心臓に負担をかけてしまうことから起こります。

その場合は、心不全として生涯心臓の薬を飲まないといけなくなります。

 

というように、実はフィラリアはとても怖い病気です。

それを未然に防ぐためにも予防が大事になってきます。

またフィラリアに感染している犬でもこれ以上寄生する虫の数を増やさないためにも予防薬を飲みます。ただ、副作用が出る場合があったり、感染のある場合は飲んではいけない予防薬があったりしますので、注意が必要です。

 

ちなみに猫でもフィラリア感染があって、それによる病気もこの数年で判明してきています。猫でも油断はできませんので、フィラリア予防をしていきましょう。

あとは、ノミ・ダニですね。かれらも活発に動き出しているので、予防しましょう。最近では飲み薬タイプもあります。

そして、狂犬病の予防接種もできるようになりました。

 

しっかりと予防をして、健康で元気な日々を送りましょう。

 

 

まだ空気は冷たいですが、日差しが暖かく少しずつ過ごしやすくなってきました。

こんにちは、院長の小野です。
暖かくなってくると、元気になります。

さて、ちょっとしたイベントをしているとのことで、以前から勉強会や懇親会でお世話になっている表町商店街の「靴のタツオカ」4代目の立岡さんのところに遊びに行きました。
立岡さんといえば、先日NHKでも特集されましたね。

http://www.nhk.or.jp/okayama-staff-blog/100/206257.html

 

イベントはあっさりと敗退しましたが、以前から興味のあった足の大きさをプロの人に測ってもらいました。
そうなんです、こちらは靴のオーダーメイドもしてくれるんです。

IMG_1931座った姿勢で足の長さを測り・・・、

IMG_1932甲の高さを測り・・・、

そして、立った姿勢で再度測る。

そこで一言、「運動不足っすか??」

あっさりばれました。どうしてわかったのか伺いましたら、立った姿勢の時に足の横幅が数ミリですが広がっていたそうです。足にしまりがないと広がるそうです。こんなところにも違いが出るのかと驚かされました。

もう一言、「疲れてます??」

・・・。足がむくんでいるそうです。やっぱり見る人が見るとわかるんですね。感服いたしました。

 

で、実際の足の大きさは、ちょっと横幅広めの24.数ミリ。もともと靴の種類にもよりますが、26cmを好んで履いていたので、実際よりも実は小さかったことにまたまた驚かされました。男性は実際のサイズよりも大きめに思っている人が多いそうです。

それから、靴の選び方から紐の結び方までいろいろと教えていただきました。

 

立岡さんはフットケアにもご興味があり、ケア用品もいくつかそろえてあります。実は数年前に足の指を広げるのがいいよとあるグッズを教えていただき、今でも愛用しています。

さらには、アレクサンダーテクニークという方法論も勉強されていて、足もさることながら全身の健康にも注目されています。

アレクサンダーテクニークは私もうまく説明ができないのですが、とても共感できるところがありました。せめてこちらでご確認ください。

 

何はともあれ、これから暖かくなると動物を連れて散歩したりお出かけしたりが増えてくると思います。

動物の健康も大事ですが、飼主さまの健康も大切です。

せっかく歩くのであれば、健康を意識した歩き方がいいのではないかというのが立岡さんを訪ねた目的です(目的を最後に持ってきてすみません)。

立岡さんは、その人に合った靴、歩きやすい靴、健康に良い歩き方、これらを提供してくれると思います。

近くにお寄りの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

過去に2回開催された「街ゼミ」にも参加されていますので、今後の開催を狙ってもいいかもしれません。

動物と人の健康で豊かな暮らしを目指していきましょう。

IMG_1934

 

皆様こんにちは(*’▽’)

やっと、やっと暖かくなってきましたね。

ですが、最近の天気は急に寒くなったり雪が降ったり雨が降ったりと。。。忙しいですね(笑)

そして黄砂が飛んでおります( ;∀;)

車の洗車もためらう、今日この頃であります(笑)

 

さて、先日行われましたしつけ教室の様子です。

当院の待合室は大きな窓2つと天窓2つのおかげで、明るい&暖か~い!!ぽかぽか陽気のなか実習が始まりました。

この度参加していただいております飼い主様2名とワンちゃんたち。いつも実習を頑張ってくださっているベテランさんです!

今日の実習は総復習をしましたよ~!

 

図1 しつけ

 

お座りの復習です。ビシッと決まっています!

 

続きまして、「待て」の復習です。

 

図2しつけ

 

いつもと違うのは、ペットシーツを敷いてそこからでないようにしてやっています。おうちで練習するときは座布団などの少し高さのある物で行うと、床との高さの差がありワンちゃんもわかりやすいそうです。

 

図3しつけ

 

こちらは、嫌々しないかみています。仰向けにして前肢・体等、触ってみます。どっちのコも大丈夫ですね!

 

ほっと。一息。休憩タイム(^◇^)

 

図4しつけ

 

そして最後は歯ブラシです。しっかりできたかな?

 

図5しつけ

 

さて、次回の開催は4月11日(土)を予定しております。

ひと口サイズのおやつ(できれば3種類くらい)・リード・歯ブラシ(小児用でもかまいません)を持ってきてくださいね。

天気がよければ、外での実習になるかもしれませんのでロングリードを持ってきてください。

 

予約制となっておりますので、参加希望の際は事前に当院までご連絡くださいませ。

 

 

みなさま、こんにちは(*^-^*)スタッフの白髪です。

2月に入り、大分暖かくなってきましたね。日が暮れるのも遅くなってきまして。。。もうすぐやってくる春に心躍る今日この頃であります!

冬の間は洗濯物も乾かず、暖房で乾かしたりもしましたがもう外でも大夫そうですね(*’▽’)(で、電気代にこまったぁ~~!)

 

さて、本日もまたわたくし白髪が先日行われたしつけ教室の様子をご紹介したいと思います!!

前・前回の授業から行われている歯ブラシ(*’ω’*)参加されている飼い主様もワンちゃんのお口を触ることから始め、歯ブラシをあてたりとだんだんと出来るようになってきましたね。

 

 

 

みんな頑張っています!!

 

 

ワンちゃんも歯磨きをしなければ、歯垢や歯石がついて歯周病や歯肉炎になってしまうのです(;_;)

そもそも、歯垢・歯石とは一体何なのでしょうか。。。

 

歯垢(しこう)とは?

口腔内の食べかすやはがれた上皮細胞、糖タンパクなどに細菌が繁殖したものです。

歯石(しせき)とは?

歯垢が唾液中の成分などと結合して、石灰化したものです。(とても硬い)

 

たまった歯垢をそのままにしていると、歯石になってしまうので毎日のお口のケアが必要になってくるのです。

歯みがきの方法は、

○歯ブラシを使ってのブラッシング

○ガーゼやデンタルシートを指に巻いてこする

○歯みがきガムを与えて噛むことで物理的に歯垢を除去する

など、いろいろあります。

それぞれにあった方法でお口のケアを始めてみましょう(*^▽^*)

 

 

 

最後に、リードを放して遊ばせて。。飼い主様が呼んだら帰ってくるかな??というレッスンです。

3頭とも良い顔をしています。(か、か、かわいい~!!そしてみんなちゃんと帰っていきました!)

 

さて、次回の教室は3月14日(土)を予定しています。

ロングリードを使っての実習になりますので、持ってきてくださいね(天気がよければ外での実習になるかもしれません)。

ひと口サイズのおやつ(できれば3種類くらい)、リード、歯ブラシ(小児用でもかまいません)も持ってきておいてください。

予約制となっておりますので参加される方は当院までご連絡くださいませ。

外での授業なのでになるかも!?とのことで、とても楽しみです(*’▽’)皆様のご参加をお待ちしています。

 

 

 

2月13、14日、15日の3日間、日本獣医師会獣医学術学会が岡山県で開催されます。

その1つとして、一般公開される市民公開シンポジウムがありますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

2月14日(土)

第1部 10:00~12:00 「イヌ・ネコの予防医療 ~動物たちへの思いやりとして~」

第2部 14:00~16:00 「動物の飼育方法 ~かけがえのない家族の一員として~」

参加費は無料となっております。

詳細は写真をクリックしてご確認ください。↓

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年があけたと思ったら、あっという間に1月も終わりに差し掛かっていました。

今年も残すところあと11ヶ月ですね。

こんにちは、院長の小野です。

1日1日を大切に生きています。

 

さて、いろいろなご縁で知り合うことができました、岡山市南区古新田にありますダイヤ工業に会社の中を見学させていただきました。ダイヤ工業は50年の歴史を持ち、コルセットやサポーターを主力製品にしてきた会社で、昨年9月に新社屋をオープンされました。そして、この度人間用で培ってきた技術を応用して、動物用の製品の本格的な開発を始められたとのことです。

 

2号線を走っていると大きな看板と建物が見えてきます。

IMG_1827看板にあるように、1階にはカフェスペースとダイヤ工業の製品を置いているショールーム兼ショップ、2階にはグンゼのスポーツジムがあります。

入り口を入って右手にはショールーム兼ショップです。

IMG_1829サポーターやコルセットといっても一様ではなく、それを身に着ける人やその人が行う運動や作業によって利用するものも違ってくるようでさまざまなものがありました。その中の1つに疲労軽減ウェアというものがあり、現場で作業する人や立ち仕事の多い人の筋肉をサポートして労働による疲労軽減を図るものもありました。最近では軽労化という言葉もあるようで、その一端を担ってくれそうです。

他にも計測室があって、

IMG_1826ここで計測したデータをもとに、この部屋の隣にあるアトリエで自分の身体や運動にあったウェアを作ってくれます。プロのスポーツ選手も利用されているそうです。

 

体験コーナーもありました。

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片足で立てるかどうか。無事30代のイスから立つことができました。

 

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アキレス腱の柔らかさチェックと歩行時のバランスチェック。ともに問題なしでした。

IMG_1825肩の柔軟性チェック。ぜひやってみてください。

IMG_1832オシャレなサポーターもありました。

 

そして、その一角には今回開発した動物用のコルセットがありました。

IMG_1830主には国内での発生の多いダックスフントの椎間板ヘルニアなどを対象としているようですが、それ以外の腰の弱い犬にも使えそうです。

その他の動物用の製品は他の取材のために出張中でしたが、後ろ足の立ちにくい犬の歩行を補助するリハビリ用の胴輪や術後のお腹の傷をカバーするエプロンがあります。

 

後半は話が盛り上がりすぎてほぼ写真を撮っていないのですが、2階のジムやオフィスまで拝見させていただきました。

人用で開発されている製品の質とラインナップの多さには驚かされました。動物でも膝や股関節といった整形外科疾患、椎間板ヘルニアを代表とする神経疾患は少なくないので、そういった疾患のリハビリやサポートをしてくれる製品はとてもありがたいです。また動物も高齢化しており介護が必要な時代になっていますので、介護用品などの製品開発に期待したいと思います。

 

どなたでもショールーム兼ショップは見れるので、ぜひお近くにお寄りの際はランチがてらご覧になってください。

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